久しぶりに

2004年3月12日 音楽
書くか。このまえstellaさんの日記を見たとき浜松で鈴木弘尚さん等がコンサートをやるって目にしたので、10日行ってきましたよ、浜松まで。と、遠かった…ここまでする私って…しかもチケットより新幹線の方が高いしさ。

ていうか、実は鈴木さんよりパガニーニを弾く子の方が気になって聞きにいったんです。最初はね。でも、オットさん、須藤さん、鈴木さんの演奏を聞いて、やっぱ聞き終わって一番惹かれたのは鈴木さんでした。オットさんは確か15か6なんだけど、若いせいもあるのか、確かによく指が回る。しかし私にはどうもスピードが命、という所が多々あったように思われました。あと、パガニーニ6番は致命的なミスをしているところが気になりました。二番も冒頭でミスタッチがありました。ただ、彼女はカンパネラはかなり練習してあったみたいで、弾けていましたよ。カンパネラの後拍手もきましたよ。全体としては、海外からわざわざ日本に来て、さらに国内移動続きで練習する時間もそんなに取れないなかで弾ききったのは素晴らしいでしょう。という感じ。数々のジュニアコンクールで優勝している彼女の今後の成長に期待しています。

そして、須藤さん鈴木さんですが、二人ともすごい音が綺麗ですが、鈴木さんにはまじびびりました。やっぱり、ピアノってもともと男性用に作られた楽器なんだな、と感じてしまったりもしました…フォルテがすごい綺麗なんですよ。プロコとか、ハンガリーとか。見た目はとても細い方なんですが、すごいエネルギッシュで音量がある。しかし、決して五月蝿くない。どうやったらあんな風に弾けるんだろう…最近うちのめされてばかりです。

パガニーニの2番の中間部のオクターブ、私はどうしてもただ五月蝿いだけの音楽になってしまう。今後の自分の演奏について考え直すことがたくさん出てきた。やはり浜松まで行った甲斐はあったかもしれない。

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